忙しい毎日に疲れた時、観たい映画
大人って、ちゃんとしようと思うと「子どものころに思い描いていた大人」よりずっと忙しいですよね。
今日は「そんな忙しい毎日にお疲れ気味」な時に観たくなる、おすすめ映画をご紹介します。
①百万円と苦虫女
ひょんなことから「前科者」になってしまった鈴子(蒼井優)が、実家を出ることを決意。
全国各地を転々とし「その土地で100万円貯まるごとに引っ越し」する不思議な生活を始める『百万円と苦虫女』。
自分のことを誰も知らない場所で過ごす、自由で、いい意味で孤独な時間。
あんまり物も持たず、布でお手製のカーテンを作ったり、身軽な暮らし。
毎日同じ場所で仕事している私からすると、なんだかいいなあ…こんな自由気ままに生きてみたいなあ…と思わず憧れてしまいます。
ただそんな彼女ですが、不思議な新参者の彼女を周囲が放っておいてくれるわけもなく、、自分に気がある男の子が現れたり、村の集まりに参加しないといけなかったり、どこに行っても意外と「人間のしがらみ」からはなかなか逃げられなくて苦労する日々を過ごします。
そんな中、埼玉県のホームセンターでアルバイトを始め、バイトの先輩である青年(森山未来)と仲良くなっていきますが、なぜか彼は頻繁に主人公に「お金を貸してほしい」と頼んでくるようになり、、一体二人の関係はどうなってしまうのか?
この映画を観ていると、自由と窮屈さは表裏一体な感じがして、結局「ありのままの自分を見せることが怖い」鈴子はどこに行っても辛そうなんですよね。
会社だったり、お付き合いだったり、恋人・友だち・知り合いなど…大人になればなるほど、自分をどこまで見せてどこまで見せない方がいいのか、考えすぎてしんどくなったりします。いっそ深く付き合うことを諦める方が楽なのか・少しずつでも自分を見せられる人を作った方が楽なのか、、
そんな悩める大人たちに“一筋の希望を与えてくれるようなラスト”が私はとても好きで、多分本作は「人生で何度も観た邦画TOP5」に入ると思います。「大人」をするのに疲れた時にぜひ。
②カラオケ行こ!
「声変わりに悩む合唱部部長の中学生」×「組のカラオケ大会で1位を獲りたいヤクザ」が交流を深めていく「カラオケ行こ!」。
設定からしてハチャメチャですが、イカついヤクザの成田狂児(なりたきょうじ)に急に「カラオケ行こ」と絡まれた中学生の岡聡実(おかさとみ)が歌の指導を始めるゆるっとコメディになっています。
狂児の"“勝負曲”は、なんとX JAPANの「紅」。まず、成田狂児役の綾野剛が振り切った高音の「紅」ととびきりの変顔を披露してくれるので笑いが止まりません…
ついには彼のお仲間のヤクザたちも聡実くんに指導を仰ごうと集まるのですが、彼にボロクソに言われてブチ切れたり、意外と美声な人もいたり、てんやわんや、、
しかも最下位には「“彫る”のが下手な組長からタトゥーを入れられる」という罰ゲームがあるらしく、有り得ないって分かっていても設定もキャラも濃すぎて笑いが止まりません。。
中学生とヤクザの友情、思春期の悩み、人情味溢れるヤクザ…
「クスッと笑える、有り得そうで有り得無さそうなお話」日常から離れたい時に、楽しんでみてはいかが?
③オーバーフェンス
オダギリジョー×蒼井優の共演が観られる映画『オーバーフェンス』。
妻子と別れ、地元の職業訓練校に通う男×かなりの変わり者でどこか掴みどころのないキャバ嬢がある日出会い、お互いに不思議と引き寄せられていきます。
毎日淡々と働き、同じ職業訓練校の連中とも変になれ合わないように一匹狼で、特に希望や大きな目標もない男・白岩…オダギリジョーって、なんでこんなやさぐれた役が似合うんでしょう。。
そんな彼が興味を持ったのが「聡(さとし)」という名のキャバ嬢。大声をあげたり、急に踊りだしたり、家に呼んだかと思ったら急に怒り出したり……
まさに白岩と正反対で、人によっては「恥ずかしい」と思われかねない無邪気さ。ところが蒼井優のキラッキラした眼差しに、観ている側も思わず吸い込まれてしまいそうになる。言葉では簡単に言い表せない魅力がある。
そんな彼女のピュアさに影響されて、徐々に自分が隠してきた「恥ずかしい」「辛い」「泣きたい」「愛されたい」「頑張ってみたい」そういう剥き出しの感情と向き合っていく主人公。
私は観終わった後、なんだかとてつもなく幸せな気持ちになって泣いてしまいました。大人だって、感情出したっていいじゃない。誰かと真っすぐぶつかったっていいじゃない。
そんな素直さを思い起こさせてくれる、大人に刺さりすぎる青春映画です。
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